見た目は完成しているのに傷がついてしまった?

一般的にフロアコーティングの工期は、どの施工法でも大半が1~2日。その後、業者から引渡されて晴れて入居ということになります。ところが、見た目はピカピカでも、完全に乾燥していないことがあります。「もう平気だろう」と足を踏み入れた途端に、足跡がついてしまったり、物を落下したら傷がついてしまったりということも少なくありません。

そうなるとすぐにやり直しとはいかず、5年ないしは10年、きれいな部屋のまま暮らせるはずのフロアコーティングが、入居直後で出来損ないになってしまいます。そうならないためにも、きちんと硬まってから引っ越さなければなりません。

よく利用されているコーティングの工期と硬化時間は、商品やコーティング剤によってまちまちです。例えばウレタンコーティングの場合、施工翌日から生活できますが、塗膜自体の性能が100%に達するには7日を要します。その間は履物(たとえばスリッパ)などを避けなければなりません。シリコンコーティングも、フロアが乾燥するまでに半日はかかります。施工後6時間経てば表面が乾燥して歩ける状態にはなりますが、完全に硬まるまでに1週間ほどかかります。その間は重い物などをひきずってはいけません。ハードプロテクトのも施工・養生に2日間が必要で、硬化は夏2週間、冬場で4週間くらいかかることもあるようです。

たった1日で完成? 驚きのスピード

対するUVコーティングは樹脂系塗料に自走式UV照射機で紫外線を当て、瞬時に硬化させるという特殊な施工法です。手作業でなく機械で行うから照射が不足せずムラなく仕上がるし、紫外線が過剰に照射されることもありません。ウレタンやシリコン、ハードプロテクトといった従来のコーティングのように工事期間が長きにわたることはなく、施工後すぐに歩けるので、即入居することも可能です。極端な話、朝から作業を始めて、その夜には引越し完了できるのです。

しかし、荷物の搬入には注意が必要です。塗りたてのフロアの上で、大きな家具を無理に引きずってしまうと、まれに細かな傷やシミができる場合があります。作業後するに入居するのは構いませんが、やはり細心の注意を払っておいたほうがよいでしょう。できれば余裕を持って、施工後2~3日くらいをメドにしておいたほうが失敗をしません。

新築なら、入居まで時間がなくて施工はできます

UVフロアコーティングは、新築の住宅やマンションを購入した後でも、入居日まで数日ほどあれば、施工することが可能です。ただし、その場合は、業者さんを大体決めておく必要があります。

通常の流れで考えると、施工業者さんが決定するまでには、それなりに時間がかかります。そのお店で施工したという人や信頼のおける人からの紹介があればいいのですが、そうでなければ短期間に誠実かつ技術力のある業者さんを見つけるのは難しいことです。とにかく急がなきゃということで、即断即決してしまうとトラブルが生じないとも限りません。できれば、入居日を後にずらすなどして、よい業者さんを見つけてからの方が安心です。

これは私の経験からですが、やはり予約をしておいたほうがいいかと思います。また早めに予約をしておくと、希望の日に施工してもらえる可能性も高くなります。時期的に混み合うのは、転勤などで人の移動が多い2~4月、夏場の6、7月、そして年末の12月だそうです。このような時期は避けたほうが無難でしょうが、マイホーム購入のタイミングが、必ずしもオフになるとは限りません。

新築購入の際には、実際にするかしないかは別として、一応フロアコーティングについても検討しておくといいのではと思います。物件が決まってから動くより、ある程度業者さんにあたりをつけておくと失敗しないのではないでしょうか。